「勉強してないからできないんです。」
サボっている。努力が足りない。そんな風に捉えられてしまうのが、LD(学習障害)です。
私も人の親ですから、成績が悪いとまず、その目線で見てしまいがち。
でも、中には本当にサボっている訳ではなく、努力しようにもどうしたらいいのか
分からなくて困ってしまう、LDの子がいるんです。
今回は、皆さんにその子供たちにはどんな風に見えているのか?
一部を体感していただこうと思います。
〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️〰️
以下の文を、初見でスラスラ読めますか?
とうきょうとっきょきょかきょくきょくいんのきょかがきょうきゅうきょきょうとでひつよう
「うっ!」てなりませんか?
LDの子供たちの困難さの中に、「言葉の区切りがわからない」というものがあります。
区切りがわからないために、何遍も同じところを繰り返して読んでしまったり、
言葉をまとまりで捉えられない、ということがあります。
音韻認識の弱さや、視覚認知の弱さからくる困難です。
やってみてどうですか?めちゃくちゃ難しかった … ですよね。
では、これはいかがですか?
とうきょう/とっきょ/きょかきょく/きょくいんの/きょかが/きょう/きゅうきょ/きょうとで/ひつよう
言葉のまとまり毎にスラッシュを入れただけですが、
ずいぶんと読みやすくなったのではないでしょうか?
文章を読みにくそうにしている場合、
ちょっとした配慮で、その子の困難を減らせることがあります。
これは、LDだけに限ったことではありません。
文章読むの苦手。となる前のひと工夫にも使える、オススメの方法です。
ぜひ、お子さんを叱る前に思い出してくださいね。
きっと笑顔が増えると思います!